yokohamameri
「ハマのメリーさん」っていって、ピンと来る人はいますか?
私の年代、もしくはそれ以上の横浜人で知らない人はいないって思うんだけど。

そのDVDを見ました。
映画館で上映されているのも知っていたけど、結局行けなくって、DVDで見ることになった。
やっぱりスクリーンで見るべき作品だったと思う。

でも、DVDでも充分堪能できる作品である、ということは私は保証したいです、一人の
日本映画の好きな私として、そしてドキュメンタリー映画に興味がある私として、
そして、横浜に生きている女性として。

監督は若干30歳でこれを撮ったという。
3年かけて取材したという。

本当に映画に関わった人に「すごい、ありがとう」って言いたい。
私は知りたかった、このメリーさんのことも、そして戦後の横浜のことも。

、このメリーさんにはいろいろな噂、謎が横浜にはあった。
1995年にパタリと姿を消して、まさに謎の人物だった。

小さい頃の私にとって、メリーさんは不思議な人、だった。
白塗りに濃い化粧、大荷物。
「なに?あの人!!」と指を指して、異様な空気を感じ、お母さんに聞いた覚えがあるもの。
でね、私はこの人に一度、怒られたんだ。伊勢崎町の松坂屋で。
本当にわずかな記憶にしかないけれど、幼い私が一人で歩いていて、なにか商品を触っていたら
怒られた、っていう記憶。

そのメリーさんの半生が、メリーさんのことを知る人物によって、語られていく。
まさにドキュメンタリー。
そして、もっともメリーさんの次に輝いていた永登元次郎さん。
この映画はこの人の最後の仕事のように、絞りだされた命のかけらたちの集まりでもあるような
気がする。

いろいろな人々の人生のある部分を、形にして、とても意味のあるものにした映画。
そして、衝撃のラスト。

私は号泣だったよ!!!
夜中に一人、DVDをみながら号泣です。こうやって書いていても涙が出そうになってくるのは
なんでなんだろう。
わからない、感動とかそういうのだけじゃないんだよね、きっと。

次に伊勢崎町を歩いたら、私は、また涙するかもしれない。
閉店していく松坂屋を目にしたらもっと涙が出るかもしれない。
残して欲しいんだ、いろんなこと。
次世代につなげて欲しいんだ、いろんなこと。
それを受け止められた私は嬉しかった。もっともっと、昔のこと、知りたいと思う。


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